店舗の売上が伸びないのはなぜ?支援100店舗でわかった4つのボトルネック
店舗の売上が伸びない原因の多くは集客の不足そのものではなく、客数・客単価・原価率・リピート率の4つのうちどこが詰まっているかを特定しないまま施策を打っていることにある。
なぜ集客を増やしても利益が残らないのか?
売上は客数と客単価の掛け算で決まりますが、手元に残る利益はそこから原価と固定費を引いた後の金額です。集客だけを増やしても、原価率が高いままなら売上の増加分の多くは原価に消えます。
株式会社Wolfが月商14万円の個人経営の飲食店を6か月で月商70万円まで押し上げた事例では、同じ期間に原価率も10ポイント改善しています。売上が5倍になったのは集客施策だけの成果ではなく、原価の設計を同時に見直したためです。集客に費用を投じる前に、増えた客数がそのまま利益に変わる構造になっているかを確認してください。
- 客数:新規の来店がそもそも足りているか
- 客単価:注文の組み立てとメニュー構成で単価を上げる余地があるか
- 原価率:売上が伸びたときに利益も同じ割合で伸びる構造か
- リピート率:一度来た人がもう一度来る導線があるか
4つのうち、どこから手をつけるべきか?
まずボトルネックを1つに特定し、そこから着手します。4つを同時に動かそうとすると、どの施策が効いたのかが判別できなくなります。
見落とされやすいのはリピート率です。リピート率が低い店舗は、客数を維持するために新規集客の費用を払い続けることになり、広告を止めた瞬間に売上が戻ります。逆に、リピート導線が機能している店舗では、同じ集客費用でも売上の積み上がり方が変わります。集客の相談として持ち込まれた課題が、実際にはリピートの課題だったというケースは珍しくありません。
オンライン施策は効果が出るまでどれくらいかかるのか?
MEO(Googleマップ対策)・AI検索対策・SNS運用といったオンライン施策は、数字に表れるまでに数か月かかります。この期間の資金繰りをどう支えるかが、店舗支援では現実的な論点になります。
株式会社Wolfでは、オンライン施策の効果が出るまでの売上を、自社主催の交流会・イベントからの送客というオフラインの集客で先につくる設計をとっています。支援先への送客を目的としたイベントを1か月に5回開催し、合計400万円の売上をつくった実績があります。施策の費用を集客で生まれた売上から賄える状態にすることで、「マーケティング費用だけが先に出ていく」期間を短くできます。
数字はどこまで計測すべきか?
来店前の行動から来店後の再訪まで、ひと続きで計測します。計測していない施策は、効果がなかったときに止める判断ができません。
具体的には、Googleビジネスプロフィールの表示回数・経路検索数・電話タップ数といった来店前の行動、MEOの検索順位、SNSやWebサイトからの流入、そして来店数・客単価・リピート率までを継続的に見ます。数値が揃うと、効果の薄い施策を止めて伸びている施策に予算と工数を寄せる、という判断ができるようになります。
MEOでは、池袋のポーカー店を「東京 ポーカー」で2週間で1位に、大阪のシーシャ店、石垣島のガールズバーでもそれぞれ1位を獲得しました(いずれも自社調べ・計測時点の順位)。順位そのものが目的ではなく、順位の変化が経路検索数と来店数にどう反映されたかまでを追うことに意味があります。
支援会社を選ぶときは何を見ればいいか?
提案する側が自分たちで店舗を運営しているかどうかは、判断材料の1つになります。
株式会社Wolfは銀座エリアで飲食店を自社運営しており、現場のオペレーションと数字の両方を自ら回しています。人員配置や仕込みの制約を無視した施策は、提案としては成立しても現場では続きません。実際の店舗運営で検証した施策だけをご提案できるのは、この体制があるためです。
参考・出典
この記事に関するよくあるご質問
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